技術レポートタイトル

2002.3.31号
 HASS218-1999には、「排水能力の指標である管内圧力に排水横主管の配管形態が大きな影響を及ぼすことがわかっており、・・・・」と示されています。当社の既報の技術レポートでも報告しましたとおり、排水横主管径、第1水平曲がりまでの距離などの違いにより、下層階の正圧は大きく異なります。
2000/08/15  排水横主管の曲がりの影響/曲がりまでの距離・管径の違い
2000/12/28  排水横主管の合流部の流れ (その1)
2001/05/15  ご注意! 横主管のダッキング配管
2002/01/15  排水横主管の合流部の流れ(その2) / 鉛直上方合流
今回はその続報として、第1水平曲がりに用いる継手形状の違い(LL、45L×2、DL)よる下層階正圧への影響を比較しましたので、その実験結果を報告します。

第1水平曲がりに用いる継手形状の違い

配管形態 水平2曲がり
1.5m+2.5m+2.0m
第1水平曲がり
継手形状
タイプA タイプB タイプC

LL

45L×2ヶ


DL
横主管径 125A
立て管径 100A
排水負荷流量 定流量 5.5(l/s)
供試継手 CP60K 100×80-65(L)
脚部継手 LJ−K 100×125
☆HASS206-2000では、特殊継手排水システムを含む伸頂通気方式の排水通気系統では、排水横主管の水平曲がりは、原則として排水立て管底部より3m以内に設けてはならないとなっています。

管内圧力分布(第1水平曲がりの継手形状の違い)

第1水平曲がりの流れ

第1水平曲がり
継手形状
タイプA タイプB タイプC

LL

45L×2ヶ


DL
動画リンク 2000/08/15 の動画を参照下さい。
2000/08/15 の動画をご覧ください。
タイプBの第1水平曲がりの流下状況を動画でご覧いただけます。(約0.5MB) 動画内のチェックを注意してご覧下さい。横主管内で排水が滞留し、一時的に戻り現象が見られます。
タイプCの第1水平曲がりの流下状況を動画でご覧いただけます。(約0.5MB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、止まって見えることがありますので、ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。

コンセプトチャート Vol.2

ホームページ開設2周年記念号
 2001年2月15日にアップロードされたコンセプトチャートに、2001年2月28日以降の新しい情報を加えました。
 コンセプトチャートは、単管式排水システムをビジュアルにまとめたものです。
 符号A〜Hをクリックすると別ウインドウが開き、詳細情報をご覧いただくことができます。
 技術レポートバックナンバーにもコンセプトチャートを入れましたので、そちらもご参照ください。

コンセプトチャートはこちら

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