技術レポートタイトル

2001.11.30号

 KST-Sに雑排水専用2方向タイプが新たに追加されました。バリエーションは次の通りです。
    ・KST-S 100×65-50(L)
    ・KST-S 100×50-65(L)
    ・KST-S 100×65-50(I)

 (L)方向,(I)方向に横枝管受け口を備えた2方向タイプは、雑排水専用ですが、複数の雑排水器具を、合理的な配管ルートで排水立て管に接合できます。排水立て管との接合は、「スラブ上面接合」ですから1人で楽に施工できます。
 以下に「KST−S 2方向タイプ」の排水性能及び、排水横枝管への流入実験の結果を報告します。

実験条件

供試継手  KST−S 100×65−50(L)
脚部継手 LJ−K 100×125
排水横主管 125A ストレート5m
排水負荷 定流量負荷 ※
※HASS218-1999「集合住宅の排水立て管システムの排水能力試験法」では、一排水横枝管からの最大負荷流量を2.5[l/s]としていますが、KST-S 2方向タイプは雑排水専用のため、一排水横枝管からの最大負荷流量を1.5[l/s]として実験しました。

実験結果

排水負荷 適応階数
[階]
設計用許容流量値
[l/s]
雑排水系統 15 3.5
台所流し単独系統 20 3.5

負荷流量早わかり KST専用ver.
をご覧下さい。

雑排水専用2方向タイプの排水横枝管への流入実験

@排水横枝管からの排水は、同一レベルの(I)(L)方向の他の排水横枝管には流入しません。

A排水立て管から2.0[l/s]を超える排水が流されると、呼び65の口には飛沫程度、呼び50の口には管端から300[mm]程度排水が流入します。実験の結果は上記の通りでしたが、汚水を含まない雑排水専用の継手であること、また、一般に使用されているJIS形のDT継手と同程度以下の一時的流入状態であり、実用上問題ありません。

KST-S 100×65-50(I)でも横枝管排水は、対向の排水横枝管に流入しません。実験状況を動画でご覧いただけます。(約0.9MB)


ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、止まって見えることがありますので、ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。

負荷流量早わかり KST専用ver.

2001.3.15号でご紹介した”負荷流量早わかり”のKST専用ver.を作成いたしました。
負荷流量早わかり KST専用ver.はこちら


関連リンク

新コンセプトントKST/騒音レベル・振動加速度測定データは、こちら
ディスポーザ排水とKSTは、こちら
HASS206 定常流量 負荷流量早わかりは、こちら
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KST−S 2方向型パンフレット発行

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