技術レポートタイトル

2000.11.15号

第37回全国発明コンクール入選
特許登録番号 第2065960号

 建設省が大都市圏の管理組合と区分所有者を対象に実施した99年度のマンション総合調査結果によると、水漏れのトラブルが依然として多いとのことです。集合住宅での水漏れは、ときには下階への漏水という大事故につながります。漏水の緊急時排水をキーワードとした、KOJIMAの漏水検知器LIが功を奏します。

作用

 集合住宅の住戸床下に配管されている給・排水管から漏水が発生した場合、漏れ出した水はコンクリートスラブ上面の集水路を経由して集水漏斗に集水され、導水管によって室外の人目に着きやすい位置に排水されます。居住者は床下の漏水を直接発見することは困難ですが、導水管からの排水によって間接的に漏水を発見することができます。また漏れ出した水は導水管によって室外に緊急時排水されるので、下階への漏水といった最悪の事態を回避することができます。特に、圧力によって各器具に供給されている給水・給湯管からの漏水の場合は、ひとたび漏水が発生すると漏れ続けて大事故につながります。このような場合、緊急時排水口としての機能が有効となります。

特長

KOJIMAの漏水検知器LIは次の特長をそなえています。

@簡単な構造ですから故障がなく、停電時でも確実に漏水を検知できます。
A漏水の早期発見および、緊急時排水が可能です。
B住戸内の集水漏斗および、住戸外の検知・排水口には、防虫網が付けてあります。

仕様

●検知・排水口は露出型【LI】と、埋設型【LI(K)】の2型があります。
●導水管(CD管)は付属しません。
LIの仕様図をご希望の方は、こちらをクリックしてください。

LI(K)の仕様図をご希望の方は、こちらをクリックしてください。

施工例(概要)

位置決め固定具を釘4本で固定する。 集水漏斗を位置決め固定具の支持ボルトにねじ込み、排水方向にむける。 ストレーナに養生シールがついたまま集水漏斗にかぶせ蝶ナットで固定する。
型枠をバラし目地棒を外す。 蝶ナットを外し、養生シールをはがす。蝶ナットでストレーナを固定する。 ストレーナを入れてから短管をねじ込む。予め短管は壁の仕上げ代に合わせて裁断しておく。化粧プレートを取付ける。

バックナンバー注目度番付

横綱 3月31日 油脂分が付着した排水管内部の写真

大関 7月31日 どう対処するか?オフセット配管/オフセット配管実験結果

関脇 9月15日 ディスポーザ排水とKST

小結 2月15日 CP洗剤排水実験データ

前頭 3月15日 KST適応階数の目安/KST器具排水実験データ

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