技術レポートタイトル

2010.4.15号

 SHASE-S 206“給排水衛生設備規準・同解説”(空気調和・衛生工学会規格)では、「同一排水立て管系統の最下階排水横枝管は、直接その系統の排水立て管の継手に接続せず、単独で排水ますまで配管するか又は排水横主管上で排水立て管から十分な距離を確保して合流させる。ただし、実験などで最下階排水器具からの跳ね出しなどのおそれがないことが確認できた場合は、この限りではない。」として最下階別系統配管を原則としています。
 小島製作所では、排水実験による知見から下記の3条件を満たす場合に限り、最下階排水横枝管を上層階排水と同一系統の排水立管に接続して合流させることを許容しています。


 脚部継手LJ-K 100×150は、開発当初(1993年)から、呼び150の脚部継手の胴体に呼び100の立て管受け口を設け、通気性能に優れた設計にしてあります。したがって最下階合流の専用継手を使用しなくても、中間継手(CP60 100シリーズ)と脚部継手(LJ-K 100×150)を使用することで最下階合流が可能です。
 詳しくは、弊社営業部までお問い合わせください。




 施工例
条件
@ 一次排水横主管径は、排水立て管径
の2サイズアップ以上とする。
  脚部継手 LJ-K 100×150を
  使用すれば2サイズアップ
  できます。
A 最下階排水横枝管芯と一次排水横主管芯の垂直距離は最小600mm以上確保する。
  中間継手 CP60S 100シリーズ
  と脚部継手の組み合わせは、
  すべて600mm以上確保できます。
B 排水立て管底部から一次排水横主管の第一水平曲がり、もしくは第一合流部までの長さは2,000mm以上確保する。
 
納まり図 LEJ防振ゴム付


写真1:脚部継手吊下げ施工治具
LEJ(防振ゴム付)
左:SS400製   
            エポキシ樹脂コーティング
 右:SUS304製


写真2:LEJ施工例
脚部継手

関連リンク  
     2008.2.15号 施工例図集その4 脚部継手の納まり図
        
【最下階合流】 最下階排水横枝管を上層階排水と同一系統の排水立て管に接続して合流させる場合は、こちら
  追100308
     2006.8.15号 最下階排水を高層階系統に合流した場合の影響は、こちら
     2003.4.30号 脚部継手 吊り下げ施工治具 LEJ 防振タイプに設計変更は、こちら
                                       

    

技術レポートバックナンバー

TOP会社概要製品紹介技術レポートダウンロードセンターお問合せご注文