技術レポートタイトル

2004.4.30号
 排水管の更新工事では、区分所有者が生活しながらの工事となるため、施工時間の短縮は重要な要件となります。そのため、汚水系統と雑排水系統が分流となっている既設の排水立て管を、更新時に1本にまとめ、施工工数の短縮が計られます。
 汚水と雑排水が合流する排水立て管では、流れると予想される負荷流量も大きくなり、高い排水性能のシステムが必要となります。
 スラブ上面接合を可能とする排水立て管更新用継手とりかえ〜なの排水性能実験の一部を報告します。

実験系統

定流量排水実験
実験系統 とりかえ〜な DST275S 100×80/0−6−0−0
脚部継手 LJ−K 100×125
横主管形態 ストレート 5m
排水負荷 定流量 6.3[l/s]
試験方法 SHASE-S 218 「集合住宅の排水立て管システム
の排水能力試験法」に準拠
器具排水実験
実験系統 とりかえ〜な DST275S 100×80/0−6−0−0
脚部継手 LJ−K 100×125
横主管形態 水平2曲がり (2,500mm+2,500mm+2,000mm)
排水負荷 器具排水 WC×3台+WM×3台 (洗剤入り)
試験方法 SHASE-S 218 「集合住宅の排水立て管システム
の排水能力試験法」に準拠

実験結果

9F 2.5 [l/s]
8F
 2.5 [l/s]
7F 1.3 [l/s]

合計 6.3 [l/s]
定流量排水実験
6.3[l/s]の圧力分布
器具排水実験(洗剤入り)
WC×3台+WM×3台の圧力分布

とりかえ〜なの設計用許容流量値

DST 100A
階数[階] 10 11 15 20 25 30 35 40 45 50
設計用許容流量値
[l/s]
6.3 6.3 6.3 6.3 6.0 5.7 5.5 5.4 5.3 5.2 5.1 5.0
HASS206-2000定常流量法によると、15階建てで、大便器、浴槽、洗濯機、洗面器が合流する排水立て管の負荷流量は、QL[l/s]=5.6[l/s]となります。「負荷流量:QL[l/s]≦許容流量:Qp[l/s]」を満足する範囲でご使用下さい。(5.6[l/s]≦6.0[l/s])
とりかえ〜なの内部の流下状況
ISDN
(306KB)
ブロードバンド
(2.75MB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、
止まって見えることがありますので、
ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。
関連リンク      
KST-S 1人で施工できます!は、こちら
更新用単管式排水継手 とりかえ〜は、こちら
振動抑制対策!スラブ上面接合の振動伝達 DST(とりかえ〜な)+TPR(受口付耐火二層管)は、こちら


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