技術レポートタイトル

2002.1.31号
 排水立て管のオフセット部では、通気機能の障害が起こりやすく、適切な対策が必要となります。既報では上層階のオフセット配管(2001.1.15号:www.kojima-core.co.jp/20010115report.html)と下層階のオフセット配管(2000.7.31号:www.kojima-core.co.jp/20000731report.html)について報告しましたが、今回は中層階で45°のオフセットを設けた(となった)場合に、排水性能がどう影響を受けるか、当社排水実験タワーでの実験結果を報告します。

中層階オフセット配管時の管内圧力分布

 排水実験タワーの5Fと4Fの間に、オフセットを設け、以下の条件で実験を行いました。

●実験条件
Type
オフセット
配管形態
ストレート
オフセット無し
45°
オフセット
45°
オフセット+回路通気
供試継手 CP 60K 100×80−65(L)
立て管径 100A
オフセット位置 5Fと4Fの中間
横主管径 125A (LJ−K100×125)
横主管形態 水平2曲がり(2,500mm+2,500mm+2,000mm)
排水負荷 定流量4.0[l/s] (9F:2.5[l/s]、8F:1.5[l/s])
定流量6.5[l/s] (9F:2.5[l/s]、8F:2.5[l/s]、7F:1.5[l/s])
試験方法 HASS218「集合住宅の排水立て管システムの排水能力試験法」に準拠
●実験結果
TypeA の管内圧力分布
TypeBとTypeCの比較
管内圧力分布
TypeC負荷流量6.5[l/s](設計用許容流量)
管内圧力分布
●詳しくは当社技術資料2000-9版P20「社内実験の結果得られたオフセット配管設計上のチェックポイント」によって下さい。
関連リンク
どう対処する?上層階のオフセットは、こちら
どう対処するか?オフセット配管/オフセット配管実験結果は、こちら
ご注意!!横主管のダッキング配管は、こちら

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