2011.4.15号
SHASE-S 206では、「同一排水立て管系統の最下階排水横枝管は、直接その系統の排水立て管の継手に接続せず、単独で排水ますまで配管するか又は排水横主管上で排水立て管から十分な距離を確保して合流させる。ただし、実験などで最下階排水器具からの跳ね出しなどのおそれがないことが確認できた場合は、この限りではない。」としています。
コア排水システムは、排水実験による知見から下記の3条件を満たす場合に限り、最下階排水横枝管を上層階排水と同一系統の排水立管に接続して合流させることができます。
もともと、コア脚部継手LJ-K 100×150は、呼び100の立て管受け口が呼び150の曲管の上端部に設けられています。そのため気積(容積)の大きな設計になっており、通気性能に優れています。したがって最下階合流のために専用継手を使用しなくても、コアジョイントとコア脚部継手を使用することでKOJIMAの最下階合流が可能です。
詳しくは、弊社営業部までお問い合わせください。
最下階合流の場合の要点 | 3条件 | @一次排水横主管径は、排水立て管径の2サイズアップ以上とする。 A最下階排水横枝管芯と一次排水横主管芯の垂直距離は最小600mm以上確保する。 B排水立て管底部から一次排水横主管の第一水平曲がり、もしくは第一合流部までの距離は直管で2,000mm以上確保する。 |
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・ディスポーザ系統に好適 ディスポーザの生ゴミの流れがよくなります。 ・横主管の経路がシンプル 横主管の本数が減り、交差部や梁貫通部も少なく なります。 ・管路の設計・施工・材料の低減 最下階単独配管、逃がし通気管が不要となります。 ・維持・管理が容易 上層階と同じ方法で維持・管理が可能です。 ・排水管更新が容易 将来、排水管の更新が最下階も同様にできます。 ・洗剤排水系にも採用可能 確認実験や過去の実績から、3条件を満たせば 洗剤排水系統にも採用可能です。 |
配管例
最下階単独配管例 | 最下階合流配管例 |
関連リンク
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