技術レポートタイトル

2004.7.15号
 2003.7.31号の”洗濯槽クリーナの起泡力”で報告したとおり、起泡力の高い洗濯槽クリーナは、排水通気系統において、泡の吹き出し等の原因となります。
 既報において著しく高い起泡力を示したクリーナが改良されたので、改めて起泡力実験を行うとともに、CP排水システムへの影響について検証しましたので、その一部を報告します。

起泡力実験

SHASE-S 218に示されている「簡易法」を参考に、改良型洗濯槽クリーナの起泡力を確認した。
1)直径28o×高さ250oの試験管に試験用洗剤を30ml入れ即時に閉栓する。

2)10秒間に約30回激振した後、試験管立てに静置する。

3)5分後、液泡の境界面から泡上面までの垂直距離を測定する。

起泡力の比較

単位:mm
洗濯洗剤 改良型洗濯槽クリーナ 既報洗濯槽クリーナ
メーカ
表示濃度
20[g]/30[L] 320[g]/30[L] 320[g]/30[L]
5分後の
起泡力
54.3 12.0 168.3
5分後の
写真
※試験当日の 水温:25゚c
起泡力実験
ISDN
(330KB)
ブロードバンド
(1.62MB)

ご注意
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負荷実験

供試継手 CP220S 100×80/0-6-0-0
排水立て管径 100A
排水横主管径 125A(LJ-K100×125)
横主管形態 水平2曲がり
排水負荷 8F WM1台(洗濯槽クリーナ入り)
試験方法 SHASE-S 218 「集合住宅の排水立て管システム
の排水能力試験法」に準拠


●改良型洗濯槽クリーナの起泡力は著しく改善されたことが確認できた。またCP排水システムにおける洗濯槽クリーナ1台排水時の管内圧力分布は、判定条件である±400Paを満足するものであった。
関連リンク      
ご注意! 洗濯槽クリーナの起泡力は、こちら
ご注意! トイレ洗浄剤の起泡力は、こちら

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