技術レポートタイトル

2003.7.15号
 排水横主管がダッキング配管となるケースでは、その位置や管径などの条件により、下層階の管内圧力が大きくなることは、2001.5.15号で報告した通りであります。
 同様に排水横枝管がダッキング配管となった場合、同一横枝管に接続された器具トラップにどのような影響がでるのか、実験により確認しましたので、その一部を報告します。

実験配管

実験No. 排水負荷(UBから) 測定用トラップ設置位置(L:mm)
1 0.5[l/s] 50mm
2 0.75[l/s] 350mm
3 0.75[l/s] 1500mm

実験結果(測定用トラップの封水損失と管内圧力)

●実験No.1
負荷:UB 0.5[l/s]  計:0.5[l/s]  L:350mm
   ●実験No.2
負荷:UB 0.75[l/s]  計:0.75[l/s]  L:350mm
  
●実験No.3
負荷:UB 0.75[l/s]  計:0.75[l/s]  L:1500mm
ッキング部から上流側350mmに取り付けた測定用トラップの封水挙動がご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(80KB)
ブロードバンド
(400KB)
ダッキング部から上流側1500mm取り付けた測定用トラップの封水挙動がご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(50KB)
ブロードバンド
(220KB)
ダッキング部から上流側3700mmに取り付けた洗面用Sトラップの封水挙動がご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(90KB)
ブロードバンド
(430KB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、
止まって見えることがありますので、
ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。


●SHASE-S206 2000によると伸頂通気方式の場合、管径50mm、こう配1/50における許容流量は0.63[l/s]と示されています。負荷流量が0.63[l/s]を越える流量の場合は、ダッキング位置から上流側に1,500mm以上離した上で器具を設置しないと、誘導サイホンによりトラップが破封するおそれがあることが本実験結果から分かった。
関連リンク      
ご注意! 横枝管のダッキングは、こちら
ご注意! トラップの封水強度は、こちら

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