技術レポートタイトル

2003.2.15号
 床上排水便器(P型)の便器接続管から排水立て管継手までの配管が、立ち下がり部を含む3次元配管となる場合(下図参照)、大便器排出時の流速が立ち下がり部で加速され、さらに立ち下がり部の90°エルボ(DL)で急激に方向転換を強いられて排水がジャンプします。立ち下がり部から排水立て管継手センタまでの距離が短いと、ジャンプした排水の着地点が継手内となり、対向側の同一レベルの雑排水横枝管に流入することがあります。
 CP60K 100×80-50(I)など大便器の対向側に同一レベルで雑排水横枝管が接続される場合には、床排水便器(S型)を使用して下さい。床上排水便器(P型)の場合、立ち下がり部から継手センタまでの距離を500mm以上確保して下さい。なお、CP60K 100×80-50(L)など大便器と雑排水横枝管を直交する方向から合流させるタイプの継手には、逆流防止壁が設けてあります。以下に社内実験の結果の一部を報告します。

床上排水便器(P型)排水実験(3次元配管)

床上排水便器(P型)*1 床排水便器(S型)*2
流入有り 流入無し 流入無し
上記実験の状況が動画でご覧いただけます。
@継手正面のアングル
ISDN,アナログ
(66KB)
ブロードバンド
(300KB)
A横枝受け口正面のアングル
ISDN,アナログ
(63KB)
ブロードバンド
(318KB)
上記実験の状況が動画でご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(70KB)
ブロードバンド
(345KB)
上記実験の状況が動画でご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(64KB)
ブロードバンド
(321KB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、
止まって見えることがありますので、
ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。
*1 使用大便器:T社製8L便器サイホン形    *2 使用大便器:I社製8L便器サイホン形

関連リンク      

理由あり 逆流防止壁/制振リブは、こちら
こんなことに・・・汚水の逆流 二段口タイプの泣き所は、こちら
横枝管から立て管への流下状況 100×80-65(I)対向型 CP60シリーズは、こちら

コンセプトチャート Vol.2

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 2001年2月15日にアップロードされたコンセプトチャートに、2001年2月28日以降の新しい情報を加えました。
 コンセプトチャートは、単管式排水システムをビジュアルにまとめたものです。
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 技術レポートバックナンバーにもコンセプトチャートを入れましたので、そちらもご参照ください。

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