2007.7.15号
超高層住宅用・オフィス用のHP排水システムに通気立て管と各階からのループ通気管を設備することにより、単管式を上回る高い排水性能を発揮することができます。設計の多様化により排水横枝管に複数住戸を接続するなど、従来の単管式では対応ができないケースにも対応可能となります。HP2管式の排水性能実験の結果の一部を報告します。 実験配管写真
実験配管&結果
供試継手 HP-K 100×100-80(I) 排水立て管径 100A 排水横主管径 150A(LJ-K100×150) 通気立て管径 75A ループ通気管径 50A 排水負荷 9F:定流量3.0[l/s] + WC1.5[l/s] +WM1.0[l/s]=5.5[l/s]
8F:定流量3.0[l/s] + WC1.5[l/s] +WM1.0[l/s]=5.5[l/s]
7F:定流量3.0[l/s] + WC1.5[l/s] =4.5[l/s]
6F:定流量3.0[l/s] + WC1.5[l/s] =4.5[l/s]
●結果Total 20.0[l/s] 管内圧力分布
●設計用許容流量値 : 24.0 [l/s]
●考察
一般的に単管式排水システムの管内圧力分布は上層階では負圧、下層階では正圧傾向となります。各階にループ通気管を設備したHP2管式では、振幅の中心が各階とも±0[Pa]付近で安定した圧力分布となります。
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