技術レポートタイトル

2004.1.31号
 排水系統の漏れ試験としては「満水試験」が一般的です。満水試験ではその都度相当量の水を準備する必要がありますし、試験後には水を廃棄するなど、環境・省資源の面からも改善が求められていました。
 SHASE-S 206-2000に規定されている気圧試験を簡便に実施する「満空試験方法及び満空試験治具」が、このたび特許・実用新案として登録されました。
○特許証・実用新案登録証
・特許第3476187号
・登録第3099815号
 
○現場写真

満空試験治具の特長

@ 空気を使用して試験を行うので水の段取り(給水、排水)が不要のため、手間がかからない。また建築仕上げ状況により1フロアー毎だけでなく、2〜3フロアーまとめて試験できる。
A 空気を使用しているので試験後に多量の水を捨てることがなく、環境・省資源に配慮している。
B SHASE-S 206-2000による気圧試験では、試験圧力35[kPa]、保持時間15分であり、満水試験に比べて保持時間が短く作業効率が良い。(満水試験圧力30[kPa]、保持時間60分)
関連リンク      
空気圧で漏水の有無を検査します 満空(気圧)試験 研究中は、こちら
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