技術レポートタイトル

2002.7.31号
 HASS206-2000には「いかなる通気方式を採用するにしても、排水立て管の頂部は、その排水系統に接続される最高位の器具のあふれ縁から150mm以上高い位置で、管径を縮小せず衛生上支障のないように大気に開口しなければならない。」とあります。
伸頂通気管を大気に開口せず、隣接する排水立て管に接続した場合の影響について、当社排水実験タワーで確認いたしましたので、その結果の一部を報告します。

実験条件

ロ系統 イ系統
供試継手 CP60K 100×80-65(L) CP60K 100×80-65(L)
排水立て管径 100A 100A
伸頂通気管接続継手 HP-K 100×100
排水立て管離隔距離 1,000o
排水横主管径 150A(LJ-K 100×150) 150A(LJ-K 100×150)
排水横主管形態 横主管ヘッダー配管 (水平3曲がり:2.5m+2m+2m+2m)
試験方法 HASS218 「集合住宅の排水立て管システムの排水能力試験法」に準拠

実験配管系統図

イ系統の排水立て管にロ系統の伸頂通気管を接続

実験結果  (参考データ)

イ系統の排水により、ロ系統の伸頂通気管が閉塞された状態となり、空気が大気から吸引できず、上層階の負圧が大きくなります。
伸頂通気管を大気に開口せず、隣接する排水立て管に接続するのは、禁止配管です。

関連リンク      

ベントキャップの通気抵抗は、こちら
どう対処する? 上層階のオフセットは、こちら
掃兼ベントキャップKVCは、こちら

コンセプトチャート Vol.2

ホームページ開設2周年記念号
 2001年2月15日にアップロードされたコンセプトチャートに、2001年2月28日以降の新しい情報を加えました。
 コンセプトチャートは、単管式排水システムをビジュアルにまとめたものです。
 符号A〜Hをクリックすると別ウインドウが開き、詳細情報をご覧いただくことができます。
 技術レポートバックナンバーにもコンセプトチャートを入れましたので、そちらもご参照ください。

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