2011.12.15号
卵殻掃除口付短管(COE)の締め付け金具用ボルトを、SUS304製からSS400(クロメート処理)製に変更しました。但し、ナットはSUS304のままです。 従来、締め付け金具は耐食性を優先して、全ての部品をSUS304で設計していましたが、SUS304製のボルト・ナットを用いた場合には、動かなくなる可能性があるため、材質を変更しました。 SUS304が「粘りがあって伸びやすい材質」であることから、締め付け金具の耳片を緊締する際にボルト側には引っ張り力が働き、谷部に応力が集中して局部的に軸方向に伸びが生じるためです。 一方、ナット側には圧縮応力が働きますが、谷部には殆ど影響を受けません。 このような応力下でねじ込まれるボルト・ナットは、局部的に伸びが生じたおねじ部分で、ねじ込みが困難になったり、焼き付きやかじりが発生します。 なお、対策後のSS400(クロメート処理)製ボルトは、市販のSS400(電気亜鉛めっき)製ボルトより耐食性が良く、ボルト・ナットをねじ込む際の焼き付き・かじりが発生しないことを社内実験で確認しています。 既設用卵殻掃除口ふたCEFに付属します締め付け金具は、現状通りとなります。 |
仕様図アップロード
ボルト変更 SUS304→SS400 |
卵殻掃除口付短管COE |
関連リンク
2011.5.15号 卵殻掃除口付短管 COEseries パンフレット&仕様図アップロードは、こちら
2010.6.15号 ディスポーザ排水の排水横主管に 卵殻掃除口付短管は、こちら
2010.7.15号 現場で開口する 卵殻掃除口 Part2は、こちら