技術レポートタイトル

2009.2.15号
規制治具KJは
施工の正確性を追究した
見える化技術です。

 専用部に排水立て管を設備する新築の集合住宅において、油脂分や厨芥生ごみの付着により管狭小化が著しく、更新の必要性が高い台所流し系統だけでも、更新性に優れたKJ・US工法によって施工されていれば、経年後の立て管更新工事が行い易くなります。(備考:60年を超えて居住していただけるように)

         CR継手(CR100×50)
            更新君


写真1
規制リブ付排水用特殊継手
CR継手(CR100×50)
 更新君
台所流しのみからの排水を受け持つ一体型の排水用特殊継手です。
  特徴
@更新性に必要な規制リブを備えた、KJ・US工法の施工が可能な仕様
KJ・US工法の最大の特長は、やり取り代60mmを目視確認できることです。
やり取り代が目視確認できないと、経年後の更新性が担保されません。

A上部立て管受け口にOリングパッキンを備えた、更新時に立て管を引き抜き易い仕様
写真2
CR継手と立て管との接合
写真3
CR継手とUS継手との接合
■寸法差10mm
 D2−D=10mm
 立て管下端を横方向へ振るために必要な隙間寸法(くぐり代G)は下記の通り確保されます。

上階の立て管継手はUS継手の体内で
接合されています。(安全接合)

 
図1
CR継手と立て管との接合図
図2
CR継手とUS継手との接合図


●CR継手(更新君)のKJ・US工法とは
 規制治具KJと受口ソケットUSを用いて、CR継手(更新君)の差し口に設けた規制リブKの下側に、やり取り代60mm(および呑込代70mm)を確保する工法です。

         CR継手、US継手の漏れ試験

 
 CR継手とUS継手の受け口は、ともにOリングパッキン仕様です。
 Oリング接合部の漏れ試験を下記の条件で行いましたので、その結果を報告します。

No 内容 圧力 保持時間 結果
1 水張り 7kPa 30分 漏れなし
2 満水 50kPa 60分 漏れなし
3 人力加振
水張り
7kPa 60回加振中
、後30分
漏れなし
4 人力加振
満水
50kPa 60回加振中
、後60分
漏れなし

加振時、5°変位した状態
での満水試験状況
満水試験状況

詳細は下記をご参考下さい。

●規制治具KJ,受口付ソケットUSについては”2008-9 COREカタログ42〜43ページ”をご参考下さい。

●CR継手:更新君を使用した配管長割出し表は、次号をご参照下さい。

●ホームページ技術レポート2008.12.27号
 *ノンハブカップリングを使用した工法に代えて、KJ・US工法を開発しました。
  上階の立て管継手の管端はUS継手の体内で接合されています。(安全接合)

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