技術レポートタイトル

2009.1.15号

 KJ・US工法は、KS.HQの下端直管部(規制リブKの下面からの長さ130mm)にUS継手が接合されます。
 KS.HQの内部構造はHQ100Aと同じですが、それにUS継手が接合されることにより、性能がどのように変化するのか実験を行いましたのでその一部を報告します。

実験配管

供試継手 KS.HQ60S 100×S-80-80+US継手
(右写真参照)
排水立て管径 100A
排水横主管径 150A(LJ-K100×150)
横主管形態 水平2曲がり2000×2500×2500
排水負荷 定流量: 1.0〜9.0[L/s]
試験方法 SHASE-S 218 「集合住宅の排水立て管
システムの排水能力試験法」に準拠※
実験結果 (定流量9.0[L/s])
   

設計用許容流量値

階数 20 30 40 50 60
許容流量値
[L]
8.1 7.6 7.3 7.1 6.9

考察

 SHASE−S218に準拠した実験の結果、HQ100Aの排水能力は10.3.[L/s]であります。今回、US継手を組み合わせた「KJ・US排水システム」における排水能力を検証した結果、US継手のやり取り代の部位で旋回流が若干緩められ、9.0[L/s]に低下することが確認できました。

詳細は下記をご参考下さい。

●2008-9 COREカタログ42〜43ページ
  *新築時には、共用部は勿論、専有部も通常の連続した1本の直管で配管します。
  *コストダウンのため、規制治具は「無償貸出し品」とさせて頂きました。

●ホームページ技術レポート 2008.12.27号
  *ノンハブカップリングの使用を止め、US継手を設計しました。
  (US継手は更新工事の際、立て管に取付けられた、そのままの状態で(スライドさせないで)上階の継手から取外します。)

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