4BODY BGCOLOR="#FFFFFF">
技術レポートタイトル
2002.5.31号
 前回に引き続き「パッキンのシール性能 その2」としてKOJIMAのCP,KSTジョイントの横枝管接続口に装着されている、「KOパッキン」のシール性能について報告します。

試験の種類

当社では、T満水試験とU水張り試験の2種類の試験によって、パッキンのシール性能を確認しています。【表1】に試験の種類を解説します。
【表1】試験の種類
No. 試験の種類 目 的 試験圧力
最小[kPa]
保持時間
最小[分]
備 考
T 満水試験 HASS 206-2000の満水試験に
定められた最小圧力での試験
30 60 HASS 206-2000
ブランチ間隔が3mを越える
建物に使用されるおそれの
ある場合を想定した満水試験
50 60 TS1013
U 水張り試験 微圧試験 30 TS1013

試験方法  【社内規定 接続部の試験要領 TS1013】

T満水試験

1)試験対象部分の最高開口部を除き、他の開口部を全て密封した後、管内を満水にし、漏れの有無を検査する。

2)満水試験の代わりにポンプを用い、水圧試験として行っても差し支えない。

3)試験圧力は最小30[kPa]とし、その保持時間は最小60[分]とする。

※但し、ブランチ間隔が3[m] を越える建物に使用されるおそれのある場合の試験圧力は、最小50[kPa]とし、その保持時間は最小60[分]とする。
満水試験状況を動画でご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(144KB)
ブロードバンド
(698KB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、
止まって見えることがありますので、
ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。

U水張り試験

1)試験対象部分の最高開口部を除き、他の開口部を全て密封した後、管内を満水にし、漏れの有無を検査する。

2)水張り試験の代わりにポンプを用い、水圧試験として行っても差し支えない。

3)試験圧力は最小7[kPa]とし、その保持時間は最小30[分]とする。
水張り試験状況を動画でご覧いただけます。
ISDN,アナログ
(113KB)
ブロードバンド
(551KB)

ご注意
動画をご覧になる際、データのダウンロードが完全でないと、
止まって見えることがありますので、
ダウンロードが完了するまでお待ち下さい。

試験条件

  T満水試験とU水張り試験の試験条件を【表2】に示します。
【表2】試験条件
No. 試験の種類 試験部位 呼び 継手品番/識別番号 管番号/管外径 ※
T 満水試験 横枝管接続口
KOパッキン
50 CP60S 100x50
B
VP50 C50-2
59.95,59.83
65 CP60S 100x80-65(I)
D
VP65 C65-1
76.13,75.69
80 VP80 C80-2
89.12,88.80
U 水張り試験 横枝管接続口
KOパッキン
50 CP60S 100x50
B
VP50 C50-2
59.95,59.83
65 CP60S 100x80-65(I)
D
VP65 C65-1
76.13,75.69
80 VP80 C80-2
89.12,88.80
※管外径は、挿入端の最大・最小寸法を示します。

■呼び50の横枝管受け口の形状・寸法は、CP,KSTとも同じです。
  またKO50パッキンは、上記のいづれの受け口にも兼用です。

■呼び65の横枝管受け口の形状・寸法は、CP,KSTとも同じです。
  またKO65パッキンは、上記のいづれの受け口にも兼用です。

■呼び80の横枝管受け口の形状・寸法は、CP,KSTとも同じです。
  またKO80パッキンは、上記のいづれの受け口にも兼用です。

試験結果

T満水試験とU水張り試験の試験結果を【表3】に示します。
【表3】試験結果
No. 試験の種類 試験部位 呼び 漏水の有無 試験圧力/保持時間 最大可とう角度
T 満水試験 横枝管接続口
KOパッキン
50 なし 50 [kPa]
60[分]
±3゚
65 なし 50 [kPa]
60[分]
±3゚
80 なし 50 [kPa]
60[分]
±3゚
U 水張り試験 横枝管接続口
KOパッキン
50 なし 7 [kPa]
30[分]
±3゚
65 なし 7 [kPa]
30[分]
±3゚
80 なし 7 [kPa]
30[分]
±3゚

 お願い

@排水立て管、排水横枝管ともJISで定められた外径寸法(許容差内)のもの(付着物や汚れのない)をご使用下さい。

A満水試験は、1スパンづつ実施して下さい。

B排水立て管に排水用鋳鉄管(RJ管)を使用される場合は、必ず、JISで規定するシール性滑材(JIS G 5525)をご使用下さい。

C満水試験を実施される際は、水圧で排水横枝管が抜け出す場合がありますので、排水横枝管を必ず支持金物で固定して下さい。

コンセプトチャート Vol.2

ホームページ開設2周年記念号
 2001年2月15日にアップロードされたコンセプトチャートに、2001年2月28日以降の新しい情報を加えました。
 コンセプトチャートは、単管式排水システムをビジュアルにまとめたものです。
 符号A〜Hをクリックすると別ウインドウが開き、詳細情報をご覧いただくことができます。
 技術レポートバックナンバーにもコンセプトチャートを入れましたので、そちらもご参照ください。

コンセプトチャートはこちら
検索マトリックスはこちら

技術レポートバックナンバー        Yahoo!

TOP会社概要製品紹介技術レポートダウンロードセンターお問合せご注文